季節の暦がまたひとつ大きな節目を迎えます。
二十四節気
「立秋」(りっしゅう)
(2023年8/8〜8/22)
-立秋(りっしゅう)ー
初候 8/7 涼風至 (すずかぜいたる)
次候 8/12 寒蝉鳴 (ひぐらしなく)
末候 8/17 蒙霧升降 (ふかききりまとう)
秋の気配がみえてくるころ。
暑い盛りですが
これからは、
夏の名残りの残暑といわれます。
春はスタートの時期。
夏は成長の時期。
そして、
秋は収穫の時期でもあり、
春や夏を支配していた陽がしだいに衰えて、
陰の季節、秋や冬へと移行する節目の時期です。
先祖の霊に想いを馳せる
お盆もやってきます。
静かな時間をとり、
自分の気持ちを整理するために
日々を振り返ってみるのも良いですね
旧暦の7月7日はこの頃で
旧暦で七夕を祝う地方もあります。
札幌も8月が七夕となります。
さて、
先日はお友達と茶道体験へ
茶道の美しい振る舞い、
基本的な作法を
学び、
季節の和菓子、
お茶の香りや味わいを
楽しみました。
また、お花や書
一つ一つの道具に
深い意味が込められており、
茶室の空間が芸術作品ですね
陰陽五行(いんようごぎょう)は、
古代中国の哲学的な考え方で、
物事の基本的な要素を
五つに分類する理論です。
木・火・土・金・水の五つのエレメントが存在し、
それらが相互に影響し合うことで
万物の変化とバランスが生じるとされています。
この概念は、
日本にも伝わり
日本の伝統文化や芸術にも
影響を与えました。
こうした
陰陽五行の考え方は、
茶道の美意識や哲学にも
取り入れられています。
茶道では、
使用する道具の素材や、場の要素にも
五行の要素が反映されています。
たとえば、
茶碗(茶碗)が土を象徴し、
茶杓(ちゃしゃく)が木、
茶筅(ちゃせん)が火というように。
しかし、
道具や要素が必ずしも個々に
五行に対応するというよりは、
茶道の精神や美学において
五行の概念が反映されていると考えるのが
適切かもしれません。
陰陽五行の概念は、
自然の変化とバランスを
理解する手助けとなり、
茶道に自然の調和を取り入れる上で
重要な役割を果たしているのでしょう。
一杯のお茶を通して
人と人
自然と人
そして、
自分自身と向き合う
奥深い世界ですね
中国の易経、陰陽五行を学ぶことは
日本のルーツとなる考え方にふれるきっかけになります。
今回も最後までお読み頂きありがとうございます
8/9,11,13,18,25,30
札幌市中央区大通西1丁目13
☆Facebookページ
http://776.fm/personality/ankh-miwa
☆インスタグラム
https://www.instagram.com/ankh385
☆奏那美羽オフィシャルサイト
各種お問合せ
(2023/08/07 14:38) >>amebloはこちら
季節の暦がまたひとつ大きな節目を迎えます。
二十四節気
「大暑」(たいしょ)
(2023年7/23〜8/7)
一年でもっとも暑い真夏のころ。
夕立ちや雷も多く、
気温もこれからどんどん
上がっていきます。
各地でお祭りや花火大会など、
夏の風物詩も目白押しですね
-大暑(たいしょ)ー
7/23 初侯桐始結花 (きりはじめてはなをむすぶ)
7/28 土潤溽暑 (つちうるおうてむしあつし)
8/2 「大雨時行 (たいうときどきふる)」 8/2~8/6頃
今は、
夏土用の期間です。
(2023年7/20~8/7)
土用は各季節
立春、立夏、立秋、立冬前の
18日間を指します。
陰陽五行説では
自然界の全ての要素を2つの陰陽と
5つのエレメント(水、金、土、火、木)で
成り立っていると考えられおり、
四季では、木は「春」、火は「夏」、金は「秋」、水は「冬」にあたります。
土は季節と季節の間の
「土用」となります。
土用は次の季節へスムーズに
移るための調整期間ともいえますね。
夏は、特に暑さで体調を崩しやすい時期
夏バテ解消にと
「夏土用」の「丑の日」に
うなぎを食べる習慣が広まりました。
【土用の丑の日】
2023年夏土用の期間中で丑の日は、
7月30日
夏土用に鰻を食べる習慣が広まったのは
1700年代後半の江戸時代と言われています。
「夏に売り上げが落ちる」と、鰻屋から
相談を受けた、蘭学者の平賀源内が、
「本日丑の日」と看板を立て、
土用の丑の日に鰻を食べれば、
夏負けすることないと知らせたところ、
大繁盛に繋がり、
他の鰻屋も真似るようになったとか。
ただし
「う」のつく食べ物
であれば
鰻ではない他のものでもいいそうです
消化の良い「うどん」
疲労回復に効果のある「梅干し」
ほてった体を冷やす「ウリ」など・・
いずれにしても、
大切なことは、
季節に合った五味をバランスよく取るなど、
四季の変化を感じ、
対応した生活することが大切ですね
さて、先日
宮崎駿監督の映画
「君たちはどう生きるか」
観てきました。
古事記など、神話を連想する場面もあって、
見せられる象徴にどんなメッセージが
秘められているのかと、
紐解いていくような感じでした。
奇妙な世界観
難解な部分も多いですが、
ただ、
なんとなく惹かれます
きっと、
私たちは無意識で、
そのことを、
「知っている」
からでしょう。
語り継がれる神話には、
見えない世界の存在と、
現実世界をつなぐ役割があります。
映画の
ポスターにも描かれている
「アオサギ」
物語の鍵ともなっていますが、
エジプト神話に出てくる
アオサギは、神々の魂とされていたり
冥界を司っているオシリスと結びつける場合は
「死から復活」を意味するようです。
微動だにしないアオサギが、
突如水面から飛び立つ光景が、
「静から動」
「死から生」を連想するためとも言われます。
また、
ネイティブアメリカンの世界では、
アオサギは「水中のフェニックス」とされ
自己実現を象徴する聖なる鳥です。
火の鳥 フェニックスの
水の鳥バージョンと言えますね。
ちなみに、
「水」は、
五行で、感情では
「恐れ」を表し、
水の下へ下へと向かう性質から
「掘り下げる」意味合いをもちます。
再び復活するために、冷静に内省し
自ら答えを見つけ、飛び立つのです。
この世界に
陽だけのもの、
陰だけのものはありません。
私たちの中にも
弱さ、嫉妬、悪意など
ネガティブな部分は存在します。
気づいてあげること、
抑圧したり、否定するのではなく
矛盾する要素を無理せずに
統合していく。
じっくりゆっくり
自分に向き合う
自分を信頼し、決断し
より良いかたちに
進化していくために。
映画の中、
様々体験を通して
成長していく
少年の姿から
そんなことを
思いました。
よければ、
映画を観た
ご感想を聞かせてください
最後までお読み頂きありがとうございます
7/23, 26, 30
札幌市中央区大通西1丁目13
☆Facebookページ
http://776.fm/personality/ankh-miwa
☆インスタグラム
https://www.instagram.com/ankh385
☆奏那美羽オフィシャルサイト
各種お問合せ
(2023/07/22 18:30) >>amebloはこちら