季節の暦がまたひとつ大きな節目を迎えます。
二十四節気
「寒露」(かんろ)
秋も深まり
草木に冷たい露が宿る頃となりました。
空気が澄み、夜空に月がさえざえと明るむ季節です。
面白い本に出会いました!
「自分とか、ないから。」しんめいP著
「自分」という固定された存在は幻想、フィクションであり、
他者や社会との関係で常に変化するものだと説いています。
哲学や仏教思想に興味がある人、
人間関係で悩んでいる人や、
自分探しに疲れた人にも、
新たな視点を提供してくれる一冊です。
とにかく分かりやすい
そして表現多彩で
思わず吹き出しちゃう場面も
本書
「自分とか、ないから。」では、
「自分」というものが固定的ではなく、
常に他者や環境との関わりの中で変化する存在だと強調しています。
『易経』でも、
「万物は常に変化し、変化しないものは何もない」
という考えを中心に据えています。
季節も春から夏、秋、冬、そして、
また新しい春へと変化し、循環していく。
太陽も東から西へ、朝から夜へ
自分の気分さえ
ころころ変わるのに、
ずーと現状のままなんてないのです。
たとえ今、困難な状況であっても
それも変わっていくのです。
本書一部抜粋
「自分」とはただの「妄想」。
本当は、この世界は、ぜんぶつながっている。
よく観察すればわかる。
そもそもである。身体は、食い物でできている。昨日、コンビニでかったチキンを食べた。
「ファミチキ」である。
「ファミチキ」を食う、ということは、
「鳥の身体」を、吸収しているということだ。
いまのあなたの筋肉は、むかしたべた「鳥のから」だ。
自分のからだは、食べたもの、
つまり「自分以外」のものからできているのだ。
そうですね、たどって考えると
動物も、植物も、物も、全部つながっていることを実感します。
そう考えると、優しい気持ちになるし
平和的になるのでは。
易経で、ものごとを陰と陽に分けて考えますが、
そのおおもとは「太極」
太極は、
天(陽)も地(陰)もない混沌とした世界、
根源的な宇宙そのもの。
ありとあらゆるものが、ここから生まれる。
これを
老子は道(タオ)、禅では空(くう)ともいいます。
枠を超えた視点で考えると
世界や他者との境がなくなる
ちなみに、
悟(さとり)は、差(さ)を、とる
ことでもあります。
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季節の暦がまたひとつ大きな節目を迎えます。
二十四節気
『秋分』(しゅうぶん)
二至二分(冬至、夏至、春分、秋分)の
ひとつである秋分は
季節の分岐点です。
昼と夜の長さがほぼ同じになり、
この日を境にしだいに日が短くなり、
秋が深まっていきます。
十二消息卦(じゅうにしょうそくか)
十二消息卦とは
陰陽の消息、自然の呼吸という意味です。
一年の陰陽の変化
(勢いが増していく、衰えていく様子)を
易経の
12個の卦であらわしたものでは、
9月「秋分」は
「風地観」(ふうちかん)
を象徴します。
夏至を境に、徐々に陰の力によって
陽が剥がされていく。
ここにきて、陰の力が陽を
上回りました。
形而上の兆しとしては示されていますが、
現象として見えるのには
タイムラグがあります。
それが具現化した時に
地上世界では秋の紅葉を迎えます。
さらに、最後の二本の陽が陰によって
消されていくことで
凍てつく冬が訪れるのです。
「風地観」は
物の見方について教える卦です。
「観」は観察、観る力、洞察すること
ただ漠然と見るのではなく、
奥底まで見抜くことを意味します。
勢いが衰えた、その時に観る力が出来てきます。
静かに、止まってみることで、本質が見えてくる。
「静観」という言葉はあるが、「動観」はない。
勢いがある時は忙しくて、注意して観ることはない。
人間は勢いが衰えて、止められて、初めて
反省したり、客観的に振り返ることができます。
例えば、車の故障も止まらないと直せない。
ちなみに
「観光旅行」という言葉は
風地観に爻辞
国の光を観る(観国之光)が出典です。
これから紅葉の秋爛漫へ
風景が様変わりします。
秋は実り、結果。これまでの恵みをに感謝するとともに
冬を迎えるための準備期間です。
静寂の中で、自分の中を深く見つめる。
自分の本音に耳を傾けましょう。
追い求めているものは実は
世間の基準を合わせているだけと気づくことも。
『自分にとって心から満足する喜びとは何か』
自分の色眼鏡を外して
客観的にみることが大切です。
次のフェーズにシフトしていく鍵となります。
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