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手相は4000年~5000年まえのインドの北部地方で誕生しました。
4大文明発祥の地でもあり、当時は数学や哲学や天文学が盛んでした。
インドで発祥した手相が中東を経て、19世紀には近代手相の中心となるヨーロッパへ、日本には、平安時代に中国に留学した学生や僧侶によって、中国手相(丘の発達具合、色つやで観る)が伝わりました。
大正時代には手の形、大きさ、指の長さ、線で観る西洋手相も入ってきました。
現代の日本の手相は、ほとんどが西洋手相が中心です。
手相の中に宇宙との因果関係を観ることができます。
私たちが住む太陽系の恒星は、地球の中に存在している生命体と同じ原子、素粒子で形成されています。マクロの宇宙とに連動するミクロの小宇宙人間、私たち。
何らかの見えない力が働き、密接に影響し、相互的に作用しあっていると考えられます。
宇宙のリズムに連動して、脳を通じて受け取ったものは、身体の一部である「手」に表われ、線などに刻まれたメッセージとして読み取ることができます。
手のひらの丘に、火星丘、月丘、金星丘など、各惑星の名称がつけられているのも、その考えを表したものといえます。
手相は自分自身を知る学問。自分自身の将来、可能性を知る学問と言えます。
手相にはその人の過去、現在のが履歴が出ています。
(哲学者カント 「手は外に表われた脳髄である」)
手相を通して自分の性格、長所、短所を知ることができます。
秀でたところ、特別な才能、天賦を知ることで、あなたらしく活躍できる分野を、きっと教えてくれるでしょう。
一般的な幸せの価値観にとらわれず、自分らしく生きるために、幸せになるために、処世術の一つとして手相を活かし、実践してみてください。
他人の手相を観るときは、決して傷つけるようなことや、生死に関することは言わない。
その人がより良い人生になるよう、勇気づけ、希望を与えてください。
易(えき)は、「天・沢・火・雷・風・水・山・地」という陰陽の8つシンボル(八卦)を使った古代中国で誕生した陰陽の学問です。
易の成立は遥か昔、著者については、あまりに発祥が古いため誰が最初を記し、また誰がその後の解釈書を記したかもさだかではありませんが、『漢書芸文志』に易の作者について、「人は三聖を更え世は三古を歴たり」とあります。
三聖とは、伏羲、文王、孔子のことで、伏羲は古代の伝説上、神、賢人と崇められる人物です。
この伏羲が陰陽を唱え、周の文王が本文を記し、孔子が解釈書をまとめたとされていますが、あくまでも伝説であり、歴史的事実ではないといわれています。
「周」王朝の時代(紀元前1046年頃 - 紀元前256年)、易経(えききょう)は、「周易(しゅうえき)」と呼ばれ、易占いの原典ともなっています。
書物としての歴史は大変古く、エジプトのパピルス文書と肩を並べる東洋最古の書物です。
かつての人々は、この「易」を使って、あらゆる変化の法則を解き明かそうとしました。
人間を含め、すべての根源は宇宙の大局のもとにあり、その大局の変化によって自然界が変化していくと考えた。
易は、自然界の変化の形を8つのシンボル「天・沢・火・雷・風・水・山・地」分けさらに、この組み合わせ64の「卦」によって、森羅万象、宇宙の法則を明らかにしようとするもの。
そのとき物事がどのような状態にあるのか、
今がどういう時期なのか、何に気を付けて、どんな姿勢でいるべきなのか―
哲学的に、実践的に、深い示唆を与えてくれる、叡智の占い。
占うべき事柄を心に念じつつ、未来の運命を探るべく卦を立てる。
そこに表われる結果は、偶然ではなく、必然の暗示となるのです。
スイスの精神科医・心理学者カール・グスタフ・ユングは易から「シンクロニシティ」(共時性)なる考えを生み出した。