季節の暦がまたひとつ大きな節目を迎えます。
二十四節気
『秋分』(しゅうぶん)
二至二分(冬至、夏至、春分、秋分)の
ひとつである秋分は
季節の分岐点です。
昼と夜の長さがほぼ同じになり、
この日を境にしだいに日が短くなり、
秋が深まっていきます。
十二消息卦(じゅうにしょうそくか)
十二消息卦とは
陰陽の消息、自然の呼吸という意味です。
一年の陰陽の変化
(勢いが増していく、衰えていく様子)を
易経の
12個の卦であらわしたものでは、
9月「秋分」は
「風地観」(ふうちかん)
を象徴します。
夏至を境に、徐々に陰の力によって
陽が剥がされていく。
ここにきて、陰の力が陽を
上回りました。
形而上の兆しとしては示されていますが、
現象として見えるのには
タイムラグがあります。
それが具現化した時に
地上世界では秋の紅葉を迎えます。
さらに、最後の二本の陽が陰によって
消されていくことで
凍てつく冬が訪れるのです。
「風地観」は
物の見方について教える卦です。
「観」は観察、観る力、洞察すること
ただ漠然と見るのではなく、
奥底まで見抜くことを意味します。
勢いが衰えた、その時に観る力が出来てきます。
静かに、止まってみることで、本質が見えてくる。
「静観」という言葉はあるが、「動観」はない。
勢いがある時は忙しくて、注意して観ることはない。
人間は勢いが衰えて、止められて、初めて
反省したり、客観的に振り返ることができます。
例えば、車の故障も止まらないと直せない。
ちなみに
「観光旅行」という言葉は
風地観に爻辞
国の光を観る(観国之光)が出典です。
これから紅葉の秋爛漫へ
風景が様変わりします。
秋は実り、結果。これまでの恵みをに感謝するとともに
冬を迎えるための準備期間です。
静寂の中で、自分の中を深く見つめる。
自分の本音に耳を傾けましょう。
追い求めているものは実は
世間の基準を合わせているだけと気づくことも。
『自分にとって心から満足する喜びとは何か』
自分の色眼鏡を外して
客観的にみることが大切です。
次のフェーズにシフトしていく鍵となります。
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季節の暦がまたひとつ大きな節目を迎えます。
二十四節気
『白露』(はくろ)
朝日に照らされて光る露が
草花に宿り始める頃です。
昼夜の気温差が大きくなるこの時季
朝晩は涼しくなり、草花に露がつく。
重陽の節句、秋の七草など、
本格的な秋を感じる行事が行われます。
9月9日 重陽(ちょうよう)の節句
菊の節句ともいいます。
木々が色づき、風が冷たく感じる季節に、
思いを巡らせるのは自然なことですが、
なぜ、私たちはこの季節に
特に感傷的になりやすいのでしょう?
その理由を
五行思想と自然の移り変わりからみてみましょう。
五行思想において、
秋は「金」に属し、金のエネルギーは収穫や終わり、制御や抑制を象徴し、
五志における「金」に対応する感情
「悲哀」や「憂」(うれい)
秋は自然界の様相がガラッと変わります。
植物は紅葉し、果実をつけていくフェーズに移行。
日も短くなり、気温も下がり、木々が葉を落とし始めます。
このため、秋は、生命や物事が完結する季節であり、何かの終わりを象徴するエネルギーが強く働きます。
これが、
人々の心に影響を与え、
これまで繁栄していたものが少しずつ消え去っていく様子を見ると
私たちは自然と自分自身の内面と向き合うようになります。
何かが終わるとき、過去を振り返り、
これまでの出来事を整理する時間が必要だと感じるからかもしれま
秋に物思いにふけるのは、
与える影響によるものとも言えます。
秋は、終わりと再生の間にある静かな時間であり、
私たちは心の整理をし、新しい始まりに備える。
この季節に感じる感傷や物思いは、
自分自身の内面と向き合う時間を大切に
「すべては自分の中に在るのだから」
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