
季節の暦がまたひとつ大きな節目を迎えます。
【 立夏 】りっか
2025.5.5~5/20
暦上では今日から夏の始まりの時期です。
爽やかな五月晴れの空。
薫風に新緑きらめく、
一年で最も爽やかな季節をたのしみましょう!
「薫風」(くんぷう)は夏の季語に使われますが、
岩葉を吹き抜け、新緑の香りを運んでくれる南風です。
「登竜門」の伝説にちなんで、
日本ではこの日
鯉のぼりを立てて
男の子の健やかな成長を祈願しました。
[立夏]
初候 5月5日 ~蛙始鳴(かわずはじめてなく)
次候 5月10日~蚯蚓出(みみずいづる)
末候 5月15日~竹笋生(たけのこしょうず)
十二消息卦(じゅうにしょうそくか)
十二消息卦とは
一年の陰陽の変化
(勢いが増していく、
衰えていく様子)を
易経の
12個の卦であらわしたものです。
5月は、
『乾為天』(けんいてん)
宇宙、父性、剛健、権力、高貴、上昇、勢い
易経64卦のスタートとなる卦(か)で
純粋な陽、
高みを目指す男性性のエネルギー
乾為天は龍の成長の物語が描かれています。
沼地に潜んでいた龍が底力を蓄え、
段階を経ながら、やがて飛龍となります。
飛龍は大空を駆け巡り
恵の雨を降らせ、万物を生成化育し
世の中に一大循環を起こしながら
発展させていくのです。
潜龍から始まり、次の段階が
「見龍(けんりゅう)」
「大人を見るによろし」
※大人(たいじん)とは、優れた人、りっぱな人
ここでは、そうした大人を見習いなさい、
と書かれています。
学ぶは、「マネぶ」からきています。
尊敬する人物、目指すべき師匠に見て学ぶ。
この段階では自分を挟まない。
「ここは、真似て、こここは自分なりに、」ではいけない。
完全コピーに徹するのです。
世阿弥が能楽の修行段階において提唱した、
守破離(しゅはり)の概念があります。
「守」は師匠の教えを忠実に守り、基本の型を身につける段階
「破」は型を応用し、自分独自の技を創造する段階
「離」は独自のスタイルを確立し、師匠の型から離れる段階を指します
武道でも、茶道でも、または芸術でもそうですね。
先人が突き詰めて、習得した美意識の型を
しっかり学ぶことで、型が確立し、
そこから技、応用ができ、
自在となれる説いています。
「守破離」の「守」の部分は、まず型に徹底的に身に付ける
乾為天では、見龍(けんりゅう)時代です。
型があるから「型破り」となり、
型が無ければ「型無し」に。
すべてにおいて、
「型に始まり、型に終わる」ですね。
先日、書道展に行ってきました。
昨年から書道を始めたのですが、
当然、
まだまだ思うような線は描けず
作品を見ても
どうしたこのように描けるのだろうと
感嘆するばかり、
解説を聴いてポイントは少しわかっても
描けるまでは道のりは遠そうです
まずは、
千里の道も一歩から
「見龍」を想い
先生の筆をよくみて、何度も書き、
筆に慣れるようにがんばります。
ちなみに
先生は優しく、褒め上手で、
なかなか上達しない私は
その言葉に励まされ、
続けられてます(笑)
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季節の暦がまたひとつ大きな節目を迎えます。
2025年4/20~
「穀雨」(こくう)
穀物に実りをもたらす雨が降るころ。
春の雨は恵みの雨
大地を潤し、新芽や若葉が
ぐんぐん育っていきます。
[穀雨]
初候 4/20~葭始生(よし はじめて しょうず)
次候 4/25~霜止出苗(しも やんで なえ いず)
末候4/30~牡丹華(ぼたん はな さく)
『天雷旡妄』
(てんらいむもう)
易経の25番目
天雷旡妄は
「无妄(むもう)は元(おお)いに亨(とお)る。貞(てい)に利(よ)ろし」
自然に則した生き方なら大いに亨るといっています。
逆に、
「其れ正しきにあらざれば眚い有りて」
うそ、いつわり、邪(よこしま)などあれば
災いありと言っています。
天罰が下る、不利をうけると警告が。
雷は、「神鳴り」
言ってることと行動が裏腹だったり、
作為的だったりすると、本来的な在り方から外れてきて、
すると天(神様)が味方しなくなってくる。
天雷旡妄の「時」にあたったら、
あなたの本来性に気づきなさい
今からやろうとすること
日々やっていることをきちんと見なおす。
人間のこざかしい謀(はかりごと)は裏目に出ます。
外は騙せたとしても、自分とお天道様は知っている。
天雷旡妄が通るのは、
あなたの「始まりの心」が天につながっているから。
始まりの心=純粋な気持ち(初心)
「ビギナーズラック」という言葉がありますが
初めてには神が宿る。
「初心忘るべからず」です。
「天雷旡妄」の卦は道教的ともいえます。
老子の思想では、宇宙には本来的に調和とバランスのとれた流れがあり、
人間が頭で考えて「こうすべき」と動くよりも、自然の流れに委ねた方が、
結果として最も無理がなく、調和のとれた方向に進むとされます。
無為とは“何もしない”ではなく、
“余計なことをしない”
「無為」は単なる消極性ではありません。むしろ、
自然の道「道(タオ)」とずれた
作為やエゴを手放すことを意味します。
人間がよかれと思ってやることでも、それが自己中心的だったり
自然の理に反していれば、かえって混乱や逆効果を招きます。
【自然の自己調整】
自然界を見れば、動植物、天候、季節など、すべては調和の中で循環しています。
無理に「こうしよう」と操作しなくても、それぞれの役割や流れの中で生きています。
人間もまたその一部であるならば、「自然に従う」ことで、
本来あるべき状態に戻ることで、
結果として「うまくいく」
【執着や抵抗が苦を生む】
老子は、「為(つくりごと)」が多くなると、欲望や対立、争いが生まれると見ていました。
逆に「無為自然」に帰れば、欲を張らず、比べず、焦らず、流れに身を任せることができる。
そうすると、物事はスムーズに、そして
自然と“必要な形”になっていくのです。
余計な力みを捨て、今この瞬間の流れに完全に乗るとき、
人は最も自然に、そして最も力強く動けるのです。
今でいうなら「フロー状態」でしょうか。
「今、無理に動くよりも、整うのを待つ方が、
かえって道がひらけてくるかもしれません。」
無為は“放棄”ではなく、“信頼”。
自然の流れが調整するのを見守る姿勢とも言えますね。
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